<新コロナ真理教の人々[号外⑨-7]>byカイジロウ
【米国コロナ対策総括文書を読む:コロナと子どもたち】
米国総括文書の深掘りシリーズ※①最終回は、「6)学校閉鎖の決定が社会に与える影響、それがどのように決定されたか、またこれらの決定の結果、広範な学習損失やその他の悪影響が生じたという証拠があるか」を取り上げます。私は米国人が子どもの教育問題を1項目上げて扱う姿勢を羨ましく思います。それは子どもたちを苦しめて恬として恥じない日本の現状を見れば、日本人には到底出来ないことだと諦めが先に立つからです。
子どもが次々に死ぬ疾患ならまだしも、コロナでは殆どの子どもが重症化しない事実は、ごく初期から否定しようのないほどに明白でした。この報告書でも学校閉鎖に科学的根拠はないと結論しています※②。
しかしAFT(アメリカ教員連盟)は感染率の状況などによって学校を閉鎖できる「トリガー条項」を含めるよう、CDCに求めていました※③④。私は教員とは科学的思考をする集団と考えていましたが、どうも洋の東西を問わずコロナ脳なのが教員という存在のようです。
学校閉鎖が子どもに悪影響を与えないはずもなく、報告書では学業成績の低下はもちろんのこと、健康を損ねた事実も事細かく指摘されています※⑤⑥。「孤立が子どもだけでなく人間にとっても、いかなる点においても健康的でないことは驚くべき事ではない」という当然の主張があり、そしてもちろん被害はこれだけに止まらず、今後長期に亘って悪影響を及ぼすという憂慮が最後に述べられています※⑦。
ハッキリ言って私はもはや、大人がどれだけワクチンに群がろうが、頑なにマスクをしようが、何を言っても無駄だと諦めています。しかし子どもたちの問題は別です。大人が自ら部屋に閉じ籠もるのは勝手ですが、大人として子どもの教育に責任があることくらいは自覚して貰わねば困るではないですか。部活動や、修学旅行や、文化祭や、運動会や、友達との触れ合いや、これらかけがえのない子どもの日常を、大人はこれまで何不自由なく経験してきたくせに、風邪ごときにビビって子供らを巻き添えにしたのですから、せめて反省くらいしてもらわねば、あまりにも人間として情けないではないですか。子どもを鏡にしてコロナ騒動を振り返ることは、他でもない、自らの生き様を確認することに繋がるのです。
※①)COVID-19パンデミック後の対応レビュー:学んだ教訓と今後の道筋 最終報告書(米国下院)
https://oversight.house.gov/wp-content/uploads/2024/12/2024.12.04-SSCP-FINAL-REPORT-ANS.pdf
※②)総括文書より(P.412〜。Google翻訳。翻訳中の数値は原文が引用している注釈です。以下同)
※③)総括文書より(P.423。Google翻訳)
※④)総括文書より(P.424。Google翻訳)
※⑤)総括文書より(P.438。Google翻訳)
※⑥)総括文書より(P.439〜。Google翻訳)
※⑦)総括文書より(P.442。Google翻訳)
コロナ真理教の人々
①庶民が医学に疑問を持たねばならない
②医学は科学ではない
③医学の常識は歴史と共に変わる
④医学は宗教に近い
⑤人は信じたいことを信じる
⑥医学と闘うために
⑦誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
⑧誤解:超過死亡は出ていない
⑨誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
⑩誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
⑪誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
⑫誤解:今更コロナを振り返っても意味ない
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?
㉕誤解:健康であればあるほどよい
㉖誤解:製薬会社は人々の健康のために創薬している
㉗誤解:行動制限に意味はあった
㉘誤解:病院に行くほど健康になる
㉙誤解:マスクに感染防止効果はある
㉚誤解:マスクに効果がなくても念の為にした方が良い
㉛誤解:でもマスクに害はないでしょ
㉜誤解:でも健康診断は身体のためだよね?
㉝誤解:日本の研究者は誠実で優秀
㉞誤解:薬害は推定無罪であるべき
㉟誤解:人工ウイルス説なんて陰謀論
㊱誤解:人工ウイルスの目的はビルゲイツの人口削減
㊲誤解:反ワクって非科学の一枚岩で気色悪いよね
㊳誤解:接種したが副作用がなかったから大丈夫だ
㊴誤解:シェディングは陰謀論
㊵誤解:DNA混入問題はデマ
㊶誤解:mRNAワクチンにDNAが入る筈がない
㊷誤解:レプリコンは明治製菓の新しいお菓子?
㊸誤解:私の主治医は魅力的だから医者は信用できる
㊹誤解:医学者というプロが間違う筈がない
㊺パンデミックが終わるとき
㊻最終回:日本でコロナ騒動が長引いた理由
新コロナ真理教の人々
➀超過死亡
②過少死亡と病院経営
③コロナワクチンは終わるのか
④医学は本当に宗教なのかⅠ
⑤医学は本当に宗教なのかⅡ
⑥医学は本当に宗教なのかⅢ
⑦厚労省の心筋炎詐欺グラフ
[号外]紅麹問題
⑧XBB詐欺と抗原原罪
[号外②]パンデミック条約反対デモ
⑨コロナ論の論客たち
[号外③]コロナワクチン被害国家賠償請求訴訟
⑩コロナ騒動と人間関係
⑪mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅰ
⑫mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅱ
⑬ワクチンとサヨク思想Ⅰ(日米の政局について)
⑭ワクチンとサヨク思想Ⅱ(自然主義について)
⑮ワクチンとサヨク思想Ⅲ(陰謀論者について)
⑯プラセボとRCT
⑰真の危険性は誰も知らなかった
⑱コロナ言論の全体主義
⑲コロナ騒動とカルト
⑳マスク問題再考
[号外④]コロナ騒動と東京都知事選
㉑コロナ騒動とハンセン病
㉒落とし所の模索
㉓そもそも死因は明らかになるのか
[号外⑤]愛子様祭りから考えたこと
㉔コロナ騒動と原爆の日
㉕射つほど感染する
[号外⑥]南海トラフとコロナ騒動
㉖mRNAワクチンなるものはワクチンなのか
㉗謝れない人たち
㉘関係者は罰せられるのか
㉙コロナ騒動と男性優位社会
㉚『世にも危険な医療の世界史』を読む
㉛レプリコンワクチン
㉜人体に不可逆はある
㉝自分の目で見て自分の心で感じる人は少ない
㉞コロナ詐欺に気づいた日
㉟原典に当たる
㊱伝播はするのか
㊲超過死亡Ⅱ
㊳超過死亡の死因
㊴コロナ騒動とカルトⅡ
㊵生存者バイアス
㊶リードタイム・バイアス
㊷コロナ騒動と善意
㊸手術成功、患者死亡
㊹不要な手術
㊺意地悪な日本人
[号外⑦]インフルエンザの流行
[号外⑧]明治製菓ファルマが立憲の原口議員を提訴
㊻しないよりした方が良い、のか
㊼不安な日本人
㊽行われない調査
[号外⑨]米国のコロナ対策総括文書を読む
[号外⑨-1]米国コロナ対策総括文書を読む:ウイルス人工起源説
[号外⑨-2]米国コロナ対策総括文書を読む:コロナ対策費
[号外⑨-3]米国コロナ対策総括文書を読む:WHO問題
[号外⑨-4]米国コロナ対策総括文書を読む:社会的距離
[号外⑨-5]米国コロナ対策総括文書を読む:マスク問題
[号外⑨-6]米国コロナ対策総括文書を読む:ワクチン問題
7回にわたってお届けした、米国コロナ対策総括文書の解読シリーズ。
終えて改めて、やっぱり起こったこと、行ったことを検証しようという姿勢のある米国と、そういうことを一切考えない日本の雲泥の差を感じるばかりです。
特に、子供たちに必要のない負担を背負わせながら、そのことを全く認識しようともしない態度については、日本の大人としては恥ずかしいと言うしかありません。